Cycle N' Craft

ヒルクライム入門で大垂水峠に行ってみた 東京都・神奈川県サイクリング

Posted on Tue 16 October 2018 ( 2018-11-03 update ) in cycle

Strava: Otarumi-Toge pass Mark entry from Tamagawa

多摩川から浅川サイクリングロードへ

日本のロードバイク事情からなのかヒルクライムは盛況ですね。ヒーヒーハーハー言いながら坂を登っていくことの何が楽しいというのでしょう。苦しいだけじゃん!ぜんぜん楽しくないじゃん!

と、常々考えているんですが、その魅力ってのは理解できるものなのかと気にはなるんですね。

ロードレースと違いスピードは遅いし、峠道といえばおおむねクルマの交通量は街中よりは少ない。クリテリウムやダウンヒルあたりに比べたら、圧倒的に受傷率は低いんじゃなかろうかと考えるわけです。安全第一って考えるとヒルクライムが人気っていうのも頷けるんですよね。

ということで、まったくヒルクライムの魅力を理解していない人間が、はじめてのヒルクライムに挑戦という次第になりました。

住まいのある神奈川県近郊でヒルクライム入門に良いところはないかとあれこれとネットを検索してみたところ、上がってきた候補は「大垂水峠」という場所。東京都と神奈川県の境になっていて、国道20号線にある峠。横浜からなら国道16号を使って八王子方面に抜けるルートがセオリーなんでしょうが、なるべくクルマの走る道を避けたかったので少しルートを考えました。

大垂水峠は高尾の先、高尾に行くには多摩川・浅川のサイクリングロードが便利。ちょっと遠回りになりますが走りやすいだろうと新横浜から綱島街道を使って多摩川に出ます。

多摩川 府中四谷橋

多摩川にはいつも通り、綱島街道からアプローチ。ただし日吉手前あたりは通勤時間帯だと交通量が多いというか、歩いている人が多くてちょっとルートとしては使いにくいですね。ふらふらっと路側帯に出てこられそうでちょっと怖い。矢上川まわりだと遠いしなあ。どういうルートがいいのかもう少し検討してみないと。

なんて考えながら多摩川に到着したら黙々と右岸をのぼっていきます。多摩水道橋で左岸に移動して府中四谷橋まで。もう何度も行っていることだし、特段言及するほどのこともなし。

ここまで新横浜から2時間くらいかかってたでしょうか。やっぱり一般道はそれなりに気を使いますし、安全第一ですので焦らずのんびりで。

多摩川の橋の名前を覚えていないという人はベイブリッジ型の吊り橋を目印にしていけば大丈夫でしょう。

府中四谷橋を渡ったら多摩川左岸を走ります。浅川のサイクリングロードに入ります。

道なりに行けばそのまま浅川に行けそうなんですが、一本違う川が間に入ってます。ぱっと見用水路っぽいところはパスです。

浅川サイクリングロード

浅川のサイクリングロードは路面にエンジ色の目印があります。

この目印はずっと続くわけではなくて、しばらくすると自転車走行帯の表示に変わっていきます。

浅川のサイクリングロードはおおむね右岸を走ります。途中左岸に行ってみたんですが、微妙に走りにくいというか土手道が切れてしまったりするので、右岸を走りましょう。

途中に橋がいくつかありますが、河川敷を通るアンダーパスへ入らずに信号渡ったりしたほうが走りやすいのかなと思いました。

河川敷は舗装完備とまではいかなくて、踏み固められた程度の路面が多く、砂が浮いてます。なにしろ、この先走りにくそうだから戻るかーなんて気を抜いて走っていたら前輪滑らせてコケました。

ということで土手上の自転車はこっちと表示されている目印にしたがって走るのがたぶん一番効率的だと思います。

浅川の景観については、ふだん鶴見川や恩田川を走っている人には違和感がないかもしれません。鴨居から上流の鶴見川水系に似たような作りです。地理的にも目と鼻の先にある川だってのもあるのかな。

浅川からいくつかの分岐がありますが、南浅川方面に抜けましょう。分岐があったら地図で確認くらいの余裕があればいいですね。分岐で注意深く標識を確認すればそれほど困難はないはずです。

途中にあるのは湯殿川、山田川あたりですね。間違えないように。

高尾駅からヒルクライム

南浅川を進んでいくと、進行方向左手が街道っぽい雰囲気になってきます。川幅も狭くなってきて、そろそろ走りにくくなってきたなって頃合いになり、逃げ道を探したくなると気づくはず。その街道こそ国道20号線です。

このあたりの国道20号は、片側2車線ですね。交通量もそれほどないかなと感じました。23区から調布あたりまでの20号とはだいぶ異なります。平たく言うと車道を走っていてもクルマが怖いと感じない。

これから進む峠道を考えるとありがたいですね。

高尾駅

南浅川を離れて20号をちょっと進むと現れるのがJR東日本の高尾駅。国道からは信号を曲がって少し中に入った位置にあります。

おしゃれな駅舎ですので休憩がてら眺めておきましょう。

この高尾駅を過ぎてさらに国道を進んでいきます。だんだんと道幅が少なくなっていきます。途中、浅川相模湖線という道路が出てきますが、今回は大垂水峠に向かいますので同じ相模湖方面でも甲州街道を走ることになります。

次に現れるのは高尾山口駅。駅の前にはトリックアート美術館なるものがあります。それほど写真映えするわけでもなし、素通りして甲州街道を登ります。

はい、このあたりから微妙に登っている感じがしてきます。ちょっとずつ勾配が出てきます。

この先結構大変なのかな?なんてことが頭によぎりながら走っていると見えてきました圏央道。ちょうど高尾山のインターチェンジのようです。慌てず自動車専用道路に紛れ込まないように甲州街道を進みましょう。

抜けるとさらに登り道になってきます。どうやらこのあたりから登りはじめのようです。さすがにまだまだ斜面といっても余裕あり。横を川が流れているくらいだし、それほどの坂ではありませんね。

古ぼけたホテルや食事処を眺めつつ、クルクルとクランクを回していきます。

霊園を過ぎたあたりからはいよいよ建物がなくなってきました。おぉ、峠っぽい。ひょっとしてヒルクライムスタートした?と思いながら、インナーの一番軽いギアを迷わず投入。ヒーヒー言うよりまわりの景色を眺めます。

鬱蒼とした森ってことはないですが、もうちょっと明るい景色だといいなあ。なんかほんとに山を抜けるための道って感じで味気ないかも。

たしか距離もそれほどないんだよなあ。カーブを5回も曲がれば着くくらいかな?なんて考えていると、県境を表す標識が見えてきます。どうやら大垂水峠を登りきったようです。

一番軽いギアで回せないほどの斜面は出てきません。ずっとシッティングで大丈夫でしょう。タイムトライアルっぽいことをするならばスタンディングを織り交ぜたりする必要があるかと思いますが、それならアウターでも登れるかもしれませんね。

坂嫌い!な根性なしの私でも問題なく登りきることができました。

大タルミ峠石碑

峠のピークを過ぎて少しのところに石碑が立っています。ここが撮影スポットなのね。せっかくなので一枚撮っておきましょう。

大垂水峠制覇だぜ!やったね!

ということで、今回のヒルクライムの目標を達成。ここからはサイクリングに切り替えです。

相模湖から津久井湖へ

大垂水峠を越えて、そのまま国道20号線を相模湖に向かって進みます。いわゆるダウンヒルになります。登った距離はそれほどでもないので、それほどでもない下り坂になっています。路面はそれほど危険な箇所はないのかなと思います。無理なスピードを出さずに降りていけば問題ないでしょう。

身体を起こして降りれば風の抵抗を活かしてブレーキがかかります。下ハンドルを握ってエアロフォームを組めばバリバリ加速していくと思います。ただ、頻繁にカーブがありますし、後ろからクルマがくれば迷惑かけかねませんので節度のあるスピードで降りましょう。

ある程度下って行くと、中央道の大きな橋脚が見えてきます。ちょうど小原の郷付近。なんか面白そうな建物もありますが、今回はスルーしていきます。

相模湖駅の交差点を左折して、相模湖半にむけて進んでいきます。

まだまだダウンヒルかってほど降りますので、このあと絶対登りがあるよなと感じさせてくれます。どうもアップダウンの多いコースを選んでしまった模様。

相模湖

相模湖半が見えてきたら嵐山洞門を抜けて津久井湖を目指すことにします。

今回のルートは、大垂水峠ヒルクライムが終わったら、そのまま相模湖に抜けて、津久井湖を目指します。相模湖から奥多摩湖方面に向かったり、津久井湖から道志みちに抜けたりってことを今後するだろうなってことで土地勘を養うためにも走ってみました。

津久井湖まで行けたら、座間に抜けて北京料理双龍さんでご飯食べて帰ろうと。

しかし、相模湖はゴミだらけですね。台風が過ぎて間もなかったというのもあるけれど、ちょっと濁りすぎ。もうすこし清涼感があると目的地としても清々しいんだけどなあ。

そんなことは望むべくもないかな……。

津久井湖に国道412号線を使います。嵐山から小津川の横を通るようなルートになります。川沿いならそれほど傾斜がないかと思うじゃないですか。とんでもない。結構なアップダウンがあります。

地味に短いヒルクライムが連続するなあと思いつつも、クランクを回し続けます。

途中にある道志川も確認できました。国道412号線をそのまま進めば道志みちですね。津久井湖に抜けるので、道なりに進んで国道413号線を走ります。

津久井湖

津久井湖が見えてくると同時にちょっとした街並みも見えてきます。津久井街道と呼ばれるだけあってか、ちょっとした町と街道といったところですね。

しかし、津久井湖も汚い。泥水じゃないか……。いつもこんななの?もう少し深い青さの湖って感じじゃないの?なんて思いながらも津久井湖をパスしていきました。

ここまできたら、予定したルートはほぼ完了。メシにします。

神奈川県道508号線厚木城山線で南下し、途中から県道46号線に乗り換え。下り基調の道になりますので、のんびり走っても30kmくらいはキープできるくらい。ああ楽チン。

座間キャンプ脇まできたら県道51号線に入り相武台前駅を目指し、北京料理双龍に到着。この日は久しぶりに日替わりをいただきました。ウマウマ。

この双龍でざっと100km走破。

多摩川からぐるっと回って大垂水峠でしたが以外と近いものですね。

双龍で美味しいご飯をいただいたら、県道51号線を町田方面に進み、途中右折して県道50号線、県道56号線と走って、環状4号へ。環状4号で十日市場に抜けたら恩田川経由で新横浜方面に抜けて帰宅です。

今回は、グルッとワンウェイでコースを作ってみましたが、大垂水峠から先のルートはもうひと工夫したものを考えたいところですね。もっと気軽に走れるコースだと使い勝手が良いように思います。相模湖や津久井湖を巡っていたらちょっと冗長的な感じ。

結構、サイクリングコースを開拓するのって面白いかもしれません。いろいろプランニングしているので行ってみようと思います。