1/144 グフ 旧キット
Posted on Wed 10 February 2016 ( 2019-09-04 update ) in plasticmodel
旧キットグフの組み立て・塗装
昔懐かしいガンダムのプラモデル。いわゆる旧キットが2015年5月に再販になりました。あみあみと地元の模型店で計2つの1/144グフを購入。やったぜ!
そうしてストックしたガンダムのプラモデル、ジオン軍旧キット1/144シリーズをひと通り作ってみます。
今回の製作にあたって、自分ルールを決めてみました。
- 発売当時に作れてたら満足がゴール
- 塗装する
- スタイルやプロポーションを変更しない
- 後ハメ式に加工してみる
改造なしで塗装するというのは普通だけど、後ハメについてはあんまり仕組みを考えずにぶっつけ本番式でやるのでどうなるのかなあという感じ。
グフは買って組み立てたことなかった。だって売ってなかったもの。
ガンダムのプラモデル、1/144の旧キットをまとめて作成ですが、さすがに全部いっぺんにとはいかないので幾つかのグループに分けてます。当たり前のようにグフはジオン軍のモビルスーツのみなさんとセットで作ります。
まずは仮組ですね。脚が細い!ちょっとバランス悪すぎに見えますね。もうちょっと太くてもいいような。
隣の量産型ザクと比べると足首が動くようになっています。発売時期が大幅に変わるわけではないのですが、数ヶ月で結構な進歩が見て取れます。当時のガンプラブームって、模型の技術革新を起こしましたね。しみじみと感じてしまいます。
グフの製作は、似たような構造のモビルスーツと並行して作業していきました。
いったんバラしてから関節の後ハメ加工を行います。やり方はダボ穴を低くしたり、軸受け部分を切り欠いたりと非常に単純な方法にて。
そして接着。現在のスナップフィットモデルとは異なり、旧キットは接着が基本。タミヤセメントをひと塗りしては少し待ち、スチロール樹脂が柔らかくなったところでもうひと塗り。いわゆるムニュ接着を行います。当時は接着剤がはみ出ないように作ったものですが、まるで逆になってますね。接着剤と一緒に柔らかくなった樹脂がはみ出てくるように接着します。こうすることによりちょっとした隙間が埋まってくれます。
数日かけて、乾燥させたらヤスリがけに入ります。
一発目は、デザインナイフで表面処理。刃をプラスチックに対して垂直に立てて接着ではみ出た部分を削り取ります。カンナ削りの要領とも言われますね。
あらかた削って平面が出せたら、軽く水洗いして様子見します。必要に応じて耐水ペーパーで処理。
古いキットですのでヒケは若干ながらもあります。ムニュ接着では埋められなかった隙間も少しあり。瞬間接着剤をパテがわりにして隙間を埋めたり、接着剤で溶いたプラスチックの削りカスを塗ってみたりなど。表面処理を続けていきます。
旧キットのグフは肩アーマーが肩と一体化しています。そのため部品構成はそれほど難しいこともなく、ブロック単位に分けることができます。
細かい処理になりますが、傷をしっかりととるようにします。
表面処理が終われば塗装です。
胴体の色と手足の色の2色の青塗り分けがメインで、モノアイレール、胸、膝、靴部分の黒とコクピットの黄色を適宜塗ります。
グフの青色は場面によってちょこちょこ変わるように感じますが、割と濃いめ、鮮やか目の色を選びました。ランバ=ラルのグフだともう少し薄い水色にしても良いかもしれません。砂漠の暑い陽射しに映える水色は印象的ですものね。
グフ 旧キット1/144 できあがり!
上半身がちょっと大きいですよね。アンバランス。太ももとスネはもう少し太く長くても良いんじゃないかな。あと前腕も先細りすぎるかも。
ただ、旧キットのバランスってアオリ目線で作られているところがあって、見上げるようにしてみるとそれほどひどいバランスではないんですね。それに安彦さんが描かれた回のグフは胴体が太くて、手足がちんまりというバランス。例えるなら猪八戒体型にも見えますので、もう少しデフォルメしてあげると様になるのかなと考えています。
今度やってみよう。
後ろから見て、盾が小さいと感じます。でも、アニメを見てみると確かにこんなものなんですよね。それほど大きくない。
たぶん、後から描かれたイカリ肩のグフに見慣れたからでしょうか。これで良かったっけ?という感慨がなかなか抜けなかったりします。
右背面から眺めてみると、それほど破綻していないですものね。このグフなりのバランスはやっぱりとられているんだなと見て取れます。
以上、1/144 旧キット グフでした。
旧キット屈指の人気キットであるグフ。出荷量だってガンダムに負けていない。店頭で見つけたら必ず手に入れておきましょう。何度だって作りたくなる。そして改良してみたくなる魅力に溢れています。