Cycle N' Craft

目を惹く広告クリエイティブのありがちな失敗

Posted on Wed 07 August 2013 ( 2018-08-03 update ) in computing

わたしは以前から業務で読み物記事や広告クリエイティブを作成する機会が多々ありました。近頃、微妙におかしなものが出てきたように感じています。なんででしょう?

売上1,000万達成のプロが教える!顧客を釘付けにする記事タイトルのセオリー 3ケ条

早速サンプルをつくってみました。「10選」や「7つの法則」といった数字付きのタイトルをよく目にします。たしかによく使う手法と言えなくもないのですが、だんだんと当初の目的が希薄化して、「27のルール」とか「99の秘訣」と数字が大きくなって勢いだけのものがあります。それはちょっと違うでしょうということでまとめ直しをしてみます。

その1 記事の内容を端的に表現する

こうした記事タイトルが流行る背景には、インターネット検索があります。検索エンジンで特定のキーワードを検索すれば、ページの一覧が表示されます。各々のページは記事のタイトルと検索キーワードに関連する記事の抜粋が表示されます。このとき、一番眼につくのは記事タイトルです。より多くの人を呼び込むためには「どれどれ内容をみてみたいぞ」と思わせる記事タイトルである必要があります。電車で週刊誌の中吊り広告をみたことはないでしょうか。記事のタイトルが羅列されており、センセーショナルなタイトルがあるとやっぱり興味がわきますよね。

中吊り広告は「面白そう」と興味をいただかせるためのもの、ネットの記事タイトルは検索キーワードに対して「役に立つ情報がある」ことが閲覧者に働きかける要素です。だからこそ記事のタイトルは本文を読まずともそこに「答えがある」と思わせるだけの明確さが必要になります。思わせぶりなタイトルやなぞなぞのようなタイトルでは誰も興味を持ってくれないのです。

従って、「27のルール」や「99の秘訣」となると、まとめになっていませんので答えに到達できるという期待感は下がってしまうので効果的とは言えません。数字が大きいことによるボリューム感があるのでスゴい広告だ!と勘違いできるところがややフォローできる点でしょうか。

その2 箔をつけてみる

著名人というステータスは大きな影響力を持っているもので、「あの人」が言うならばと信用される方は少なからず、いやたくさんいます。「売上1,000万達成」とサンプルに書いてみましたが、年商なのか月商なのかも判らない。どちらにしても売上より利益どれくらいあるの?という言い回しですが、庶民のお財布よりも大きな金額を持っているように見えるだけでスゴい人と感じる人がいます。嘘はよくありませんが、誇れるポイントは恥ずかしがらずに盛り込んでいく方が良いでしょう。

ただ、私自身はネット広告に関して売上をアピールしている人はあまり信用しておりません。どうだ!って数字の2桁くらい上の数字の世界で仕事していた経験からすると、苦笑いな感じです。

その3 限定感をだしてみる

楽天市場の広告(ショップではなく楽天市場としての広告)を見ていただくのが一番判りやすいサンプルかも知れません。これでもかというくらいに、「期間限定」や「先着30名」、「72時間限定」といった具合のコピーがあります。「送料無料」や「全員プレゼント」、「もれなく」も定番です。

「急がなくては損をする」ことや「普通に買うよりも得をする」、「はずれがない」とアピールすることにより、考える時間を与えずに購入を促す手法です。

たとえば、送料無料といっても実際は商品原価に運賃は含まれているわけで販売側を長く経験してしまうとあまり心躍らなかったりします。しかし、一般的には送料という項目がないだけでお得になった気分になります。なにしろ大量に取引をしているお店ならば運送屋さんが送料を無料にしてくれると信じていらっしゃるお客様も実在しますので以外と侮れない表現です。

流行のコピーは流行らない

実際に広告コピーを作る上での基本をまとめてみました。たまにはやりの言葉を折り込んでいるものも見かけますが、瞬間の力しかありません。普遍的に魅力のあるコピーの方が最終的な広告としての成果は上になることでしょう。また、普遍的な言い回しでもいつかは陳腐化することがあります。広告に対する反応をもとに研鑽を続けていくことが広告運用のポイントになります。